ステップ21「中学受験の進学塾選び 親子の話し合い④」

2010年01月10日

お子さんと「将来の夢」について、話し合ったことはありますか。
子どものころの夢というのは、とても身近なことに影響を受けたもので、ほんとうに夢らしく、かわいらしいものです。
ところが、思春期を迎えるにつれ、本当の意味での「将来の夢」(=目標)を見つけるのには、本当に時間がかかるものです。
現実の実力と、現実にできることとにギャップがあることに気づいてしまうからです。
そうはいっても、能力や可能性は無限大ですので、これから勉強や何かの目標に向かって、そのパワーをどんどん使ってほしいものです。
そして、たとえ、なかなか具体的な夢がないからといって、あわてる必要もありません。
目の前の目標をクリアしていくうちに、いろんなことに出会ううちに、見つかるかもしれません。

そこで、今現在のお子さんの夢を、お子さんの言葉で語らせてみましょう。
まだまだ、表現力に乏しく、言葉も足らず、判断材料にならないかもしれません。
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ステップ20「中学受験の進学塾選び 親子の話し合い③」

2010年01月10日

受験について親子で話し合うときに、「何のために学校に行くの?」という話になったことはないでしょうか。
ついつい、勉強の目的が、学校に行くことになってしまうことがあります。

子どもは、まず学校社会が生活のほとんどで、その中で人間関係を学び、理不尽さを学び、生きていくことを学んでいます。
つまり、人間を磨いているのです。
これから、どんな人間になって、どんな仕事をし、どのように生きていきたいかを考えるのが学生時代なのです。
学生時代を、いろいろ考えながら過ごしていくには、教えてもらうだけが、知識や知恵を習得する方法ではありません。
きちんと物事を考えられる人になるためには、自分で学習したり、掴み取ったりする力が必要になります。

受験勉強というと「つめ込み教育」と思われがちですが、自ら勉強する習慣をつけることができます。
塾に行っても、公立校でも私立校でも、その後の高等教育に進まなかったとしても、自分で考える力がつきます。
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ステップ19「中学受験の進学塾選び 親子の話し合い②」

2010年01月10日

中学受験を決める前に、他にも、親が確認しておかなくてはならないことがあります。
それは、ご夫婦でよく話し合って、意見を一致させておくことです。
よく、どちらかが乗気なのに、片方が反対というパターンがあります。
中学受験は親にも子にも大きな負荷がかかりますので、少しのすれ違いで、大きなケンカに発展することが少なくないのです。
この話は、ご夫婦に限りません。
祖父や祖母が不賛成の場合、その考えをお子さんに吹き込んだり、関わってきたりすることもあるので、要注意です。

そういうふうに意見が不一致のご家庭は、受験がとても不利になってしまうでしょう。
お子さんを本気で頑張らせたいと思うのであれば、ご家庭の意見を一致させた上で受験に臨む必要があります。
子どもは楽なほうへ流れる習性があります。
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